Service

オールマイティが出来る事

What Almighty can do.

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求められるものを一枚から

当社では原材料(原皮)の選定から仕上がりの色合いや風合い、柔らかさ、暑さなどを1枚からでもおり医成る生産いたします。
「世界のお客様に喜んでもらえる革づくり」「常に新しい革を作る」ことを理念とし
デザイナーやクリエイターといった「作り手の方々」が求める製品づくりにとことん挑みます。

天然の革なめし

Natural leather tanning

2種類の天然なめしを基本とし、オリジナルのなめしも行っています。
オールマイティでは、「姫山水」「渋山水」という独自名称の2種類を中心に、オリジナルの「牛脂なめし」も取り扱っております。

  • 姫山水(ひめさんすい)

    姫山水(ひめさんすい)

    ●姫路白なめしの流れを汲んだ白い革

    姫路の革の技法である、有機物の光合成によるなめしを現代風にアレンジ。「姫路の白なめし」よりも白くなめしを施し、数日間熟成させた革です。

  • 渋山水(しぶさんすい)

    渋山水(しぶさんすい)

    ●天然タンニンの歴史ある革

    最も古いなめし方法であるタンニンなめし。当社オリジナルのなめしの技術により、タンニンがしっかり詰まった丈夫でコシのある革に仕上がっています。

  • 牛脂鞣(ぎゅうしなめし)

    牛脂鞣(ぎゅうしなめし)

    ●牛の脂を利用した独自のなめし

    牛の脂を利用した独自のなめしです。

その他のなめしも承ります。

他にも、クロム、アルミニウム、ジルコニウムのなめしも取り扱っております。
お問い合わせの際にご相談頂ければ、「つくりたいもの」に対する最適な手法をご提案させて頂きます。

素材を活かしニーズに合わせた染色技術

当社の染色は革が持つ特徴の見極めから始まります。
革は同じ種類でもそれぞれの個体が持つ特徴によって性質が異なります。
革によっては薬品の入れ方や浸透時間を変えて、一つ一つ丁寧に時間をかけて染色します。
お客様のニーズに合わせ、素材の特徴に合わせることで綺麗な発色の革に仕上がるのです。

染色・仕上げ加工

Dyeing and finishing

作り手の求める素材をつくる。
製品の方向性により、革を素材として仕上げる従来の方法と、縫製した後に施す後染めが行なえます。

  • ■縫製後の染色(後染め)例

    革のみの場合は、染色中や乾燥の工程にてサイズを縮めたり、素材独自の風合いを引き出す事が可能です。
    また、ウェット、ドライ、やわらかく、硬く、といった質感の調整も行なえます。

    • 革素材のみの製品を後染めした例

      Before

      Before

      After

      After

    • 麻に革素材が縫い付けてあるものを染色した例

      Before

      Before

      After

      After

  • ■後染めに使用する小型ドラム

    ステンレス製で、温度を一定に保つ事が可能な小型ドラムです。
    主に1点ものや小ロットの商品、カットサンプルの染色に使用します。

    ■後染めに使用する小型ドラム
  • ■商品にやさしい独自の大型ドラム

    当社の作業ドラム内部の金具は、全て特注のステンレス性を使用しています。皮革産業で従来から使われていた鋳物金具とは異なり、薬品との化学反応を起こさず、大切な商品を劣化させません。回転速度も調整可能にし、商品ごとに最適な環境で作業を行なう事ができます。

    ■商品にやさしい独自の大型ドラム
  • ■素材染色・仕上げ

    革を素材として仕上げる方法です。
    以下のような工程を、自社の設備と職人の手により行なっております。

    • ドラム染色

      ドラム染色

    • 吹き付け仕上げ

      吹き付け仕上げ

    • クレージング仕上げ

      クレージング仕上げ

    • バフィング

      バフィング

独自技術・研究

Proprietary Technology and Research

作り手の求める素材をつくる。
今までに無い新しい革をつくるべく、独自の技術や生産方法の研究を行なっています。現在、実際に業務として制作している独自技術をご紹介致します。

  • 厚さ0.3mmのなめし革

    厚さ0.3mmのなめし革

    とてもやわらかく、手触りの良い革。
    独自の方法でなめしたものを、0.3mmにまで漉いています。
    通常はここまで薄くすると簡単に裂けてしまいますが、この革は強さも備えており、肌着としても使える上に洗う事も出来ます。

  • 牛脂なめし

    牛脂なめし

    牛の脂を使い、独自の方法でなめした革。
    独特の風貌が得られ、年数と共に深みを増します。

  • 熱含浸

    熱含浸

    蜜蝋や牛脂を溶かし、熱で革に打ち込みます。
    ひとつづつ手作業にて行い、革を痛める事なく高級で独特の深みを持たせ、耐久性も向上させます。
    また、色落ちもしにくくなります。

  • カーフスキンのなめし

    これは独自技術というよりも、純粋な技術力です。
    カーフとは生後6ヶ月ぐらいの子牛の事で、薄手で繊維構造が細かく、皮(革)の中でも最上質のものです。

    この素材を痛める事なくなめすには、高度な技術と経験及び管理能力を必要とし、日本でなめせるのは当社含めごくわずかしかありません。

  • その他の研究

    これらは研究途中のものを含めると全体の一部です。
    素材のクオリティやオリジナル性は、そのまま商品への付加価値や独自性へと発展する場合もあると思います。

    お客様のご要望から新しい技術が生まれる事も期待していますので、どんなご要望でも遠慮なくお申し付け下さい。